柴又駅

柴又駅を出てすぐの広場には、さっそく寅さんの像がお出迎え。たくさんの人が記念撮影をしている。

実は、寅さんの映画を見たことがないのだが、銅像に刻まれた山田洋次氏の文を読むと、なんとなくイメージが湧いてくる。

柴又駅 

2011年8月6日撮影。映画の影響か、地名からしてすでに下町の風情を感じる。

柴又駅

2011年8月6日撮影。柴又駅舎。

柴又駅

2011年8月6日撮影。寅さんの像。リアル。 

銅像に刻まれている山田洋次氏のコメントは以下のとおり。

寅さんは損ばかりしながら生きている

江戸っ子とはそういうものだと

別に後悔もしていない

人一倍他人には親切で家族思いで

金儲けなぞは爪の垢ほども考えたことがない

そんな無欲で気持ちのいい男なのに

なぜかみんなに馬鹿にされる

もう二度と故郷になんか帰るものかと

哀しみをこらえて柴又の駅を旅立つことを

いったい何十辺くり返したことだろう

でも 故郷は恋しい

変わることのない愛情で自分を守ってくれる

妹のさくらが可哀想でならない

—ごめんよさくら いつかはきっと偉い兄貴になるからな—

車寅次郎はそう心に念じつつ

故郷柴又の町をふり返るのである

1999年8月 山田 洋次