宝蔵門(仁王門)@浅草寺

浅草寺といえば「雷門」が非常に有名だが、仲見世通りの先にある「宝蔵門」も見事である。門を比較するならば、むしろ宝蔵門の方が素晴らしい。

宝蔵門には「小舟町」と書かれた提灯が下げられており、両脇にはそれぞれ阿形、吽形の仁王像が配置されている。いずれも昭和39年の宝蔵門再建時に作られたものである。本堂に向かって右側が吽形で仏師の村岡久作氏によるもの。左側は阿形で仏師の錦戸新観氏によるものである。同じ仁王であっても作り手によって表情がまったく異なっている。阿形の仁王像の方がユーモラスな印象を受ける。

阿形、吽形については、説明板記載の英語訳がとても分かりやすい。阿形=”opened mouth style”、吽形=”closed mouth style”。

宝蔵門

2011年8月7日撮影。

宝蔵門 

2011年8月7日撮影。

宝蔵門

2011年8月7日撮影。宝蔵門とスカイツリー。台東区教育委員会による説明板の内容は以下のとおり。

宝蔵門

台東区浅草2丁目3番1号 浅草寺

宝蔵門は、大谷米太郎の寄進で、昭和39年に浅草寺宝物の収蔵庫を兼ねた山門として建てられた。鉄筋コンクリート造で重層の楼門である。概観は旧山門と同様に、江戸時代初期の様式を基準に設計されている。高さ21.7メートル、間口21.1メートル、奥行は8.2メートルある。下層の正面左右には、錦戸新観、村岡久作の制作による、木造仁王像を安置している。

浅草寺山門の創建は、「浅草寺縁起」によると、天慶5年(942)、平公雅によると伝える。仁王像を安置していることから仁王門とも呼ばれる。その後、焼失と再建をくり返し、慶安2年(1649)に再建された山門は、入母屋造、本瓦葺の楼門で、昭和20年の空襲で焼失するまでその威容を誇っていた。

平成18年3月

台東区教育委員会

Hozo-mon

Hozo-mon Gate was built as a temple gate that also serves as storage of treasures for Senso-ji Temple. It was constructed in 1964 with donated money by Ohtani Yonetaro. The external appearance was designed in the style of the early Edo period. It is a ferroconcrete gate, 21.7m in height, 21.1m in width and 8.2m in depth. Two wooden Nio(Deva Kings) statues made by Nishikido Shinkan and Muraoka Kyusaku are installed on the left and right sides of the front on the lower level.

It is said that the gate was first built by Taira no Kimimasa in 942. Since the Nio statues were enshrined, it has also been known as Nio-mon(Deva gate.) After its creation, it has been burned down and rebuilt several times. The temple gate rebuilt in 1649 was a proud two-storied tower gate, which boasted a dignified appearance until it was burned down during air raids in 1945.

仁王像(吽形)

2011年8月7日撮影。 吽形の仁王像。浅草寺による説明板の内容は以下のとおり。

仁王さま「吽形(うんぎょう)」

昭和39年(1964)に、現在の宝蔵門の再建に際し、仏師の村岡久作氏によって制作された。総高5.45メートル、重さ約1000キログラム、木曾檜造りである。

仁王さまのご縁日は8日。身体健全、災難厄除けの守護神であり、所持している金剛杵は、すべての煩悩を破る菩提心の象徴である。

この仁王さまは、宝蔵門にあって、日々参詣諸人をお迎えし、人々をお守りしている。

金龍山 浅草寺

Ni-Ou(closed mouth style)

This “Ni-Ou(closed mouth style)” was chiseled by sculptor Muraoka Kyusaku in 1964. The statue made of cypress is 5.45 meters high and almost 1000 kilograms in weight. Being guardian deities for Senso-ji, they are set in the “Houzou-Mon”.

仁王像(阿形)

2011年8月7日撮影。阿形の仁王像。内容はほぼ同一だが、浅草寺による説明板の内容は以下のとおり。

仁王さま「阿形(あぎょう)」

昭和39年(1964)に、現在の宝蔵門の再建に際し、仏師の錦戸新観氏によって制作された。総高5.45メートル、重さ約1000キログラム、木曾檜造りである。

仁王さまのご縁日は8日。身体健全、災難厄除けの守護神であり、所持している金剛杵は、すべての煩悩を破る菩提心の象徴である。

この仁王さまは、宝蔵門にあって、日々参詣諸人をお迎えし、人々をお守りしている。

金龍山 浅草寺

Ni-Ou(opened mouth style)

This “Ni-Ou(opened mouth style)” was chiseled by sculptor Nishikido Shinkan in 1964. The statue made of cypress is 5.45 meters high and almost 1000 kilograms in weight. Being guardian deities for Senso-ji, they are set in the “Houzou-Mon”.

大わらじ 

2011年8月8日撮影。宝蔵門に掛けられた大わらじ。浅草寺による説明板の内容は以下のとおり。

大わらじ

この大わらじは、山形県村山市の奉賛会によって奉納されている。延べ人員800人、一ヶ月をかけて制作されたものである。藁2500キログラムを要し、大変な労力が必要で、まさに信心の結晶といえる。昭和16年(1941)の奉納を最初に、宝蔵門再建後は、約10年に一度作られている。全長は4.5メートル。

わらじは、仁王さまのお力を表し、「この様な大きなわらじを履くものがこの寺を守っているのか」と驚いて魔が去っていくといわれている。また、健脚を祈ってこのわらじに触れていく人もいる。

金龍山 浅草寺

O-Waraji

This pair of huge traditional straw sandals called “O-Waraji” had been made by 800 citizens of Murayama City in a month and devoted to Senso-ji. O-Waraji is made of straw and 2500 kilograms in weight, 4.5 meters high.

They are the charm against evils because they are symbolic of the power of “Ni-Ou”. Wishing for being good walkers, many people will touch this “O-waraji”.

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