網野善彦著『日本中世の民衆像 —平民と職人—』(岩波新書、1980年)

網野善彦著『日本中世の民衆像』(岩波新書、1980年)。

今のイメージでは捉えきれない社会が日本中世にはあった。特に東国と西国との交流が異なる民族間の交流と同じような一面を持っていたという指摘、現在の状況の下では想像するのが困難であるものの、非常に興味深い。

本書の初版は1980年。本書の問題提起はとてもスケールの大きなものと思われるのだが、出版から30数年経った今現在、日本中世史の最新の研究成果はどのようになっているのだろうか。

ちなみに帯文は先日亡くなった俳優小沢昭一さんが書かれている。

「私の芸能稼業の、あるべき姿を教えて下さったご本と感謝しつつ、折にふれては読みかえしてもおります。」

芸能史の研究にも熱心だったと言われる小沢昭一さんのコアな部分につながる書だったということなのだろうか。

『日本中世の民衆像』

 

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