旧ロシア領事館(函館市船見町)

急な坂の上にある旧ロシア領事館の建物。赤いレンガ造りが美しい。平成8年までは、宿泊研修施設として活用されていたようだが、今では閉鎖されており寂しさを漂わせている。

旧ロシア領事館

旧ロシア領事館

旧ロシア領事館 

2013年4月21日訪問。函館市の観光標識の内容は次のとおり。

旧ロシア領事館

安政元年(1854年)12月の日露通好条約に基づき、安政5年(1858年)9月初代領事ゴシケーヴィチ一行が着任、実行寺に領事館を置いた。万延元年(1860年)、元町の現ハリストス正教会敷地内に領事館を建てたが、隣の英国領事館の火災で被災した。

明治36年(1903年)、現在地で領事館の建設が始められたが、翌年の日露戦争で中断し、完成したのは明治39年であった。この建物は明治40年の大火で焼失するが、その直後から同じ場所で再建工事が始まり、同41年暮れに完成した(現在の建物)。

ロシア革命後、大正14年(1925年)からはソ連領事館となったが、最後の領事ザベーリエフが本国に引揚げた翌日の昭和19年(1944年)10月1日、領事館は閉鎖された。

昭和39年(1964年)に外務省から函館市が建物を購入、翌年5月から「函館市立道南青年の家」として近隣町村を含めた青少年宿泊研修施設として使用されたが、平成8年(1996年)7月(函館市青少年研修センター)の開館により、その機能は終了した。

設計はドイツ人建築家のR.ゼールで、レンガ造り2階建ての本館は、玄関に唐破風を用い、日本的な意匠が加味されている。

函館市


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