『もういちど読む山川日本史』

高校教科書をベースとして一般読者向けに書き直されたもので、冒頭の編者メッセージにあるように「1冊で日本史の全体像を把握できる書物」となっている。ただし、教科書をベースにしたものであることから、文章は非常にドライ。興味を引かれるのは、高校時代に学習したことと、最近の研究動向を踏まえた今の記載内容とが異なっている部分。古墳の名称や、人物像等々、実はそうだったのか、と新たに知ることが少なくなかった。

教科書的な文章で、途中読むのが辛いと思うかも知れないが、通読したあとの達成感と、日本史全体を1冊で俯瞰できたという大きな満足感が得られる1冊である。

『もういちど読む山川日本史』
編者:五味文彦、鳥海靖
出版:山川出版社
出版年:2009年

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