『新版 日本中世に何が起きたか—都市と宗教と「資本主義」—』網野善彦著

人間と自然との境界、境界に生きる人々、現在にもつながる経済の仕組みを形づくるうえで重要な役割を担っていたのがこうした境界の人々だった。差別や悪、宗教と経済、私の世代には漠然と常識化されてきた知識を完全に覆した日本中世史学の巨人、網野善彦氏の考えがコンパクトにまとめられた一冊である。


『新版 日本中世に何が起きたか—都市と宗教と「資本主義」—』網野善彦著 洋泉社(歴史新書y) 2012年

目次
序にかえて
 絵師の心 一遍と「乞食非人」
1 境界
 境界に生きる人びと 聖別から賤視へ
 中世の商業と金融 「資本主義」の源流
 ■補論 市の思想 [対談者・廣末保氏]
2 聖と賤
 中世における聖と賤の関係について
 中世における悪の意味について
3 音と声
 中世の音の世界 鐘・太鼓・音声
4 宗教者
 一遍聖絵 過渡期の様相
あとがきにかえて
 宗教と経済活動の関係

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