『コピーキャット 模倣者こそがイノベーションを起こす』

人類がここまで発展してきた理由のひとつが「模倣」能力であることは、おそらく周知のことだろう。 一方、経営やビジネスの世界では未だ「模倣」を忌避する傾向があり、真正面から取り扱われることは少ないようである。

本書は、こうしたビジネス上の「模倣」が、実際のところ「イノベーション」と同等又はそれ以上に重要なことであることを示し、軽視されることの多い「模倣」について、どのように「模倣」すべきなのかを真剣に論じている。

「パクリ」との非難を恐れるあまり「模倣」を直視できなくなっているように思われるが、現実には多くの成功の素が「模倣」であることも事実なようで、そろそろ「模倣」に対する見方を変えるべきときなのではないか、と本書は主張している。


『コピーキャット 模倣者こそがイノベーションを起こす』オーデッド・シェンカー著、井上達彦監訳、遠藤真美訳、2013年、東洋経済新報社

目次
第1章 繁栄するコピーキャットたち
第2章 模倣の科学と技法
第3章 模倣の時代
第4章 偉大なる模倣者たち
第5章 模倣の能力とプロセス
第6章 模倣という戦略
第7章 イモべーション 成功の条件
特別寄稿 日本企業のイモべーション(井上達彦/オーデッド・シェンカー)