茂辺地と煉瓦〜その2

国立国会図書館デジタルコレクションにて明治18年11月刊行の『開拓使事業報告 第3編』(大蔵省)が公開されていた。このサイトは大変便利。

当該報告書のp.824から「○煉化石及屋瓦」について整理されている。文化年間、幕府も瓦製造を試みたものの製法未熟により北海道の厳しい冬に耐えうるようなものを作ることがかなわなかった。一方、弘化年間以降、瓦製造を行う者が出てきたが、製造量が少なく価格が高騰。容易に購入できるような状況ではなかったらしい。

明治5年の項に茂辺地村について記載。茂辺地において煉化石、屋根瓦に適した粘土が採取されたこと及び試験製造したものが実用に足ると判断されたことから、茂辺地番外地3,502坪を割いて事務所、職人部屋、工場、窯場等、10棟を建築した、とある。