『「空気」の研究』(山本七平著,文春文庫,1983年)

日本人の行動、発想を規制する独特な様式、「空気」。無意識的であっても我々を拘束しており、本書にて「水を差す」ような形で指摘されると、ハッと目を覚まされる。

本書の刊行は1983年。残念ながら、我々は今もなお同じような「空気」に支配されている。否、その「空気」の濃度は本書刊行時よりも濃くなっているのではないだろうか。

得たいの知れないこの規制を、我々は、直視し、超克できるのか。これができて初めて日本が進化したと言えるようになるのだろう。

 


『「空気」の研究』,山本七平著,文春文庫,1983年

■目次
「空気」の研究
「水=通常性」の研究
日本的根本主義(ファンダメンタリズム)について
あとがき