宮本常一(1984)『忘れられた日本人』岩波文庫(青164-1)

著者が各地の農山漁村の老人から聴き取りしたそれぞれの地域の生活や文化の記録。
地域に暮らした普通の老人の話なのでとても生々しくダイナミックな歴史・文化に感じました。

特に男女関係の記載についてはあまりにも現在の感覚と違っていてとても興味深かったです。
司馬遼太郎の小説にも同じような場面が出てきていたのを思い出しましたが、こういう風習というか文化はおそらく本書に登場した地域に限定されるものではなくて、広い地域で行われていたのではないかと思います。

目次

  • 凡例
  • 対馬にて
  • 村の寄りあい
  • 名倉談義
  • 子供をさがす
  • 女の世間
  • 土佐源氏
  • 土佐寺川夜話
  • 梶田富五郎翁
  • 私の祖父
  • 世間師(一)
  • 世間師(二)
  • 文字をもつ伝承者(一)
  • 文字をもつ伝承者(二)
  • あとがき
  • 注(田村善次郎)
  • 解説(網野善彦)