深沢七郎(1982)『みちのくの人形たち』中公文庫

「楢山節考」で知られる深沢七郎、後期の代表作。

間引きの風習を題材とした「みちのくの人形たち」は、何とも後味の悪い印象。後味が悪い分、いつまでも生温かい情景が頭に残る、そんな作品です。

フロイスの『ヨーロッパ文化と日本文化』の間引きの記述と関連して、より一層生々しく感じられました。

目次

  • みちのくの人形たち
  • 秘戯
  • アラビア狂想曲
  • をんな曼陀羅
  • 『破れ草紙』に拠るレポート
  • 和人のユーカラ
  • いろひめの水
  • 解説 荒川洋治