第6回特別展 北海道・北斗市 指定文化財展 15世紀陶器〜17世紀円空仏〜19世紀絵図まで

第6回特別展 北海道・北斗市 指定文化財展 15世紀陶器〜17世紀円空仏〜19世紀絵図まで

北斗市郷土資料館特別展に行ってきました。

円空仏3体が並ぶのはとても貴重なことで、おそらく最初で最後になろうかと思われます。

  • 上磯八幡宮蔵の円空仏(左)
    • どうして上磯八幡宮に伝わったのかは不明。蓮華座が欠けているのは、ケースに収納するために削られたものらしいです。
  • 曹渓寺蔵の円空仏(中)
    • 訳あって顔面が削られ、また訳あって蓮華座付近が削られている悲しみを背負った一体。
  • 富川八幡宮の円空仏(右)
    • かなり虫にやられてしまった一体。昔、地域の安産祈願仏だったとか。

以下、展示のキャプション。

円空は寛永9年(1632)、美濃国(現岐阜県)に生まれ、23歳で出家した江戸時代初期の僧で、宗派は天台密教とされる。行基菩薩の徳風を慕って、十二万体の仏像彫刻の願を起こし、全国各地に仏像を造顕した。
円空は寛文6年(1666)に蝦夷地に渡り仏像を作成した。ゴツゴツした野生味に溢れながらも不可思議な微笑みをたたえている。一刀彫という独特な彫りが作品の個性を引き立てる。
北斗市指定の三体の円空仏は、鉈仏の極意に達した充実の作品に見られる迫力や荒々しさはないが、端正で純粋な作品に仕上がっている。
 上磯八幡宮 神像円空仏 指定年月日: 昭和40年(1965)11月1日
 曹渓寺 円空作仏像 観音像 指定年月日: 昭和55年(1980)9月1日
  曹渓寺円空仏は、昭和10年(1935)道庁史跡調査員の杉山寿栄男氏により道内で初めて発見された。本道の円空仏調査の先駆けの仏像である。
 富川八幡宮 円空作仏像 観音像 指定年月日: 昭和55年(1980)9月1日

矢不来館出土品である中国製陶磁器なども展示されています。
道南十二館のひとつ、茂別館と近く、茂別館と一体的なものだったのか気になります。
当時盛んだった日本海貿易が、津軽十三湊よりも北上したこの地でも行われていたのでは、などと空想した次第です。

第6回特別展 北海道・北斗市 指定文化財展 15世紀陶器〜17世紀円空仏〜19世紀絵図まで

特別展は、11月12日までの開催ですのご関心のある方はお早めに。
なお、11月6日は休館日ですのでご注意ください。

第6回特別展 北海道・北斗市 指定文化財展 15世紀陶器〜17世紀円空仏〜19世紀絵図まで

  • 期間 平成29年10月16日〜11月12日 午前9時〜午後5時 ※休館日 11月6日(月)
  • 会場 北斗市郷土資料館2階 特別展示室

第6回特別展 北海道・北斗市 指定文化財展 15世紀陶器〜17世紀円空仏〜19世紀絵図まで