「地域アイデンティティの再構築」

25日(土曜)13時から、日本学術会議にて開催されたシンポジウム「地域アイデンティティの再構築—地域再生と地域主権への地理学からの接近—」に出席。

基調講演は名古屋産業大学名誉学長の伊藤達雄先生。「地理学」ももっと政治に接近(提言とか)しても良いのではないか、という視点の試論を紹介。

関西大学の野間晴雄先生は、「地産地消が地域再生の鍵となる要件—歴史的原像を踏まえて—」と題した講演。1980年代に消費者の食への安全志向等が高まったことにより「地産地消」という用語が成立し、近年では「食育」という概念に発展しているとの説明。その他、地産地消の事例紹介があった。

成蹊大学の小田宏信先生は「中小製造業の世界における地域アイデンティティ」と題した講演。ドイツの製造業の地域形成について紹介された。

別な用事があったため残念ながら小田先生の講演のあと退席させていただいたが、学術会議のシンポジウムというだけあって、全体的に、学問的な研究者の視点からの講演が中心であったように思われる。相当な基礎知識を持っていないと、まったく付いていけない印象。(私も正直かなり厳しかったです・・・。)

ただ、野間先生の講演は分かりやすく、地産地消の事例として紹介いただいた各地の道の駅等の取組み事例は大変参考になった。道の駅に高齢者が出荷し、良い小遣い稼ぎになっている事例などは、個人的に非常に興味のある取組み。

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