ピリカ遺跡

2003年(平成15年)に訪問した今金町ピリカ遺跡。ダム建設時に発見された旧石器時代遺跡である。

ピリカ遺跡

2003年7月10日撮影。ピリカ遺跡。

ピリカ旧石器文化館

2003年7月10日撮影。ピリカ旧石器文化館。

ピリカ旧石器文化館内部

2003年7月10日撮影。ピリカ旧石器文化館内部。

ピリカ遺跡について

2003年7月10日撮影。遺跡の説明パネル。内容は次のとおり。

ピリカ遺跡の発見と発掘調査

発見

北海道開発局函館開発建設部が美利河ダム建設にあたり、ダム堤防の材料として粘土が必要となり、1978(昭和53)年、土質調査を丘陵一帯について行ったところ、試し堀りの穴のひとつから石器が発見され、市立函館博物館に届けられました。石器は旧石器時代のものであることが判明し、周辺が遺跡であることがわかりました。

発掘調査

遺跡の保存と開発に関して話し合いがおこなわれ、ダム建設には築堤材料となる粘土の採取が必要とされ、やむを得ず発掘調査を行うことになりました。

調査は1983・1984(昭和58・59)年に財団法人北海道埋蔵文化財センターにより実施されました。この調査はA・B地点の1,585㎡を対象として行われ、11万点を越える旧石器時代の石器が出土するなど大きな成果をおさめました。この成果を踏まえ、今金町教育委員会あその保存に万全を期すため、1987・1988(昭和62・63)年に遺跡の範囲を確認するための調査を実施し、その結果、遺跡は約20万㎡の丘陵一帯に広がることを確認しました。1991(平成3)年には農地造成に伴い、C地点の発掘調査を町教育委員会が行いました。2000〜2002年(平成12〜14年)には史跡整備事業に伴い、D・E地点(438㎡)の発掘調査を行い、約46,300点の石器類が出土しました。また、1996(平成8)年からは國學院大學文学部が考古学実習の一環として、C地点から北東へ50m離れたK地点の発掘調査を続けています。