佐女川神社とみそぎ事始め

2006年に訪問した木古内町佐女川神社の鳥居。道南を代表する行事の一つである寒中みそぎが行われる場所であり、碑には神社の由来のほか、みそぎの由来についても記載されている。

佐女川神社とみそぎ事始め

2006年4月23日撮影。由来を記す碑の内容は以下のとおり。

佐女川神社の由来

佐女川神社は松前藩地頭河野加賀守源景広ご勧請により当時1624年寛永2年に鮫川の辺りに祠を建てられ武運長久を祈願されたと伝えられている。又ご勧請の神様は日本の初代天皇である神武天皇の母上様であり玉依姫の命と申すお方様であります。

佐女川神社みそぎ事始め

古老の言によると天保2年(1831年)神社守の夢枕に「御神体を潔めよ」とのお告げがあり目をさますと寒気肌さす1月15日の早朝であった。

神社守は直ちに真下の小川の氷を打砕き身を切るような冷水で自身を清め御神体を抱いて海岸に臨むと川口に大鮫が波に打たれその背中の上に美しい白衣をまとった女性の姿が見られた。あヽ聖なる神の使者と信じ御神体を幾度となく沐浴し、ふと見ると女性の姿は見えず大鮫は川の上流へ上り小さな沼に姿を消されたという。その沼は佐女沼といわれ、今でも尚お住みになっており、その年から豊漁豊作が続き村は大変潤ったと言われている。又安産、交通安全の守護神としてあがめられております。それからみそぎの伝統行事として毎年1月15日に執り行われており穢れない優秀な4人の青年がみそぎのご神体、別当、稲荷、山の神、弁財天の4体を潔められております。

1月13日になると夜6時から参籠祭を執り行い15日の朝までオマニシクギダの小太鼓の音のリズムに合せて行修者は厳寒の中鍛錬に入り本祭を迎え毎年この場所で執り行われているものである。

平成元年12月18日建立

木古内町 佐女川神社