隅田川神社と水神の森

東白鬚公園を散歩していると、公園のすぐ横に現れるのが隅田川神社である。鳥居は公園入り口のマンションの間にある。

かつては100メートルほど異なる場所にあったものが、移設されたとのこと。
また、この近辺に「水神の森」と呼ばれる鬱蒼とした森が広がっていたことなど、現在の様子から想像するのはかなり難しい。

隅田川神社

2011年6月19日撮影。公園からすぐの境内入り口。この鳥居とは別に、墨堤通り沿いのマンションの間にも鳥居がある。

隅田川神社

2011年6月19日撮影。境内の様子。

隅田川神社

2011年6月19日撮影。社殿。

墨田区教育委員会設置の説明板の内容は以下のとおり。

水神の森跡

住所 墨田区堤通2丁目17番 隅田川神社

荒川の下流、鐘ヶ淵を越え大きく曲がったこの地は、隅田川の落ち口(終点)で、かつて鬱蒼とした森が広がっていました。人々からは水神の森とも浮洲の森とも呼ばれて親しまれていました。

昔、ここから入江が始まり、海となっていたことから「江の口」、すなわち「江戸」の語源ともなったといわれています。

水神の森は、『江戸名所図会』にも描写されているとおり、川岸にあった水神社(隅田川神社)の鎮守の森でした。川を下ってきた人々には隅田川の入口の森として、川をさかのぼる人々にとっては鐘ヶ淵の難所が近いことを知らせる森として、格好の目印となっていました。

その後、震災・戦災にも焼失を免れた森は戦後の開発で失われてしまい、隅田川神社自体も100メートルほど移されて現在地に鎮座しました。

平成19年3月

墨田区教育委員会