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山口博(1979)『Ora et Labora』弘告社

山口博(1979)『Ora et Labora』弘告社

トラピスト修道院の貴重な写真集です。修道院の売店で購入しました。 "Ora et Labora"、祈れ働け。この言葉どおり、厳かで規律的な修道院での日々の祈りと生活の様子が伝わってきます。 1979年、昭和54年の発行。今から約40年前の修道院の様子です。数年前に中をご案内いただいた際の印象とほとんど変わっていないことから、日々の手入れが行き届いていることを実感します。

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渡部昇一(1976)『知的生活の方法』講談社現代新書

訃報を知り、20年ぶり(?)に再読。カントの生活、朝型夜型と血圧、このあたりが初読時の印象として残っていたが、今回は「何度も繰り返し読め」という部分に反応。最近、時間の有限性に実感を伴ってきたので、あれこれ手を出すよりも、もう少し自分の関心事に的を絞るのが良いのかも、などと。

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深沢七郎(1964)『楢山節考』新潮文庫

深沢七郎の代表作。いわゆる姥捨て山の話だが、自ら山に入ることを望む主人公おりんの視点で書かれている。生きたまま山に入るというのは相当な悲劇なのに、おりんの姿や言動には悲壮感がまったくなく、むしろ生き生きとしながら山に向かっていく。これが逆に生々しい。まさに名作。 新潮社>『楢山節考』2017-05-08(Mon) 20:33:40 アクセス

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深沢七郎(1982)『みちのくの人形たち』中公文庫

「楢山節考」で知られる深沢七郎、後期の代表作。 間引きの風習を題材とした「みちのくの人形たち」は、何とも後味の悪い印象。後味が悪い分、いつまでも生温かい情景が頭に残る、そんな作品です。 フロイスの『ヨーロッパ文化と日本文化』の間引きの記述と関連して、より一層生々しく感じられました。 目次 みちのくの人形たち 秘戯 アラビア狂想曲 をんな曼陀羅 『破れ草紙』に拠るレポート 和人のユーカ...

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ルイス・フロイス著(1991)『ヨーロッパ文化と日本文化』岩波文庫

原題は、『日欧文化比較』。イエズス会の宣教師ルイス・フロイスが、天正13(1585)年に加津佐でまとめたもの。安土・桃山時代の日本の生活や文化を知るための貴重な史料となっています。 特に印象的だった点をいくつか。 ヨーロッパでは嬰児が生まれてから殺されるということは滅多に、というよりほとんど全くない。日本の女性は、育てていくことができないと思うと、みんな喉の上に足をのせて殺してしまう...

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宮本常一(1984)『忘れられた日本人』岩波文庫(青164-1)

著者が各地の農山漁村の老人から聴き取りしたそれぞれの地域の生活や文化の記録。 地域に暮らした普通の老人の話なのでとても生々しくダイナミックな歴史・文化に感じました。 特に男女関係の記載についてはあまりにも現在の感覚と違っていてとても興味深かったです。 司馬遼太郎の小説にも同じような場面が出てきていたのを思い出しましたが、こういう風習というか文化はおそらく本書に登場した地域に限定さ...

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高橋崇(1991)『蝦夷の末裔 前九年・後三年の役の実像』中公新書

前九年の役にて陸奥の安倍氏、後三年の役にて出羽の清原氏がそれぞれ滅ぶ。史料が少なく両氏の興隆の歴史に注目した研究は非常に少ない。こうした著者の問題意識に基づき、限られた史料を徹底的に精査することで、両氏の「興」と「亡」を改めて見直した一冊。 目次 はじめに 第1章 平安時代の東北史<その1> 第2章 六郡支配への道程<安倍氏の場合> 第...

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網野善彦(2012)『歴史を考えるヒント』新潮文庫

本書は、「歴史の中の言葉」というテーマで開かれた連続講座の内容をまとめたものであり、「日本」や「百姓」、様々な商業用語、「自由」などを取り上げ、「歴史を考えるヒント」も「言葉」の中にある、というのが主題となっています。 「それが使われていたときの言葉の意味を正確にとらえながら中世の文書を読み解いていくと、予期しない世界が開けてくることがあるわけで、そこに「歴史」という学問の面白味があると...