「 新潮文庫 」一覧

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深沢七郎(1964)『楢山節考』新潮文庫

深沢七郎の代表作。いわゆる姥捨て山の話だが、自ら山に入ることを望む主人公おりんの視点で書かれている。生きたまま山に入るというのは相当な悲劇なのに、おりんの姿や言動には悲壮感がまったくなく、むしろ生き生きとしながら山に向かっていく。これが逆に生々しい。まさに名作。 新潮社>『楢山節考』2017-05-08(Mon) 20:33:40 アクセス

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網野善彦(2012)『歴史を考えるヒント』新潮文庫

本書は、「歴史の中の言葉」というテーマで開かれた連続講座の内容をまとめたものであり、「日本」や「百姓」、様々な商業用語、「自由」などを取り上げ、「歴史を考えるヒント」も「言葉」の中にある、というのが主題となっています。 「それが使われていたときの言葉の意味を正確にとらえながら中世の文書を読み解いていくと、予期しない世界が開けてくることがあるわけで、そこに「歴史」という学問の面白味があると...

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藤沢周平『たそがれ清兵衛』新潮文庫

「たそがれ清兵衛」「うらなり与右衛門」「ごますり甚内」「ど忘れ万六」「だんまり弥助」「かが泣き半平」「日和見与次郎」「祝い人助八」、以上八名の刺客の短編集。それぞれ「能ある鷹は爪を隠す」的凄腕剣士。

小川洋子著『博士の愛した数式』

小川洋子著『博士の愛した数式』

80分しか記憶を保持できない数学者、過去に影をもつ家政婦とその息子との関係を描いた小説。軽快な展開の一方で、なんとなく影を感ずるのが良かった。 博士の愛した数式 (新潮文庫)