「 本 」一覧

鈴木敏文著『売る力—心をつかむ仕事術』

鈴木敏文著『売る力—心をつかむ仕事術』

冒頭にて「「売る力」とは、お客様から見て「勝ってよかった」と思ってもらえる力である」(p.8)と明確化されており、「買ってよかった」と思わせる具体的な事例がセブンイレブンの取組を中心に紹介されている。私も実際に利用・購入したことのあるサービス・商品の話であって、強い説得力がある。 『売る力—心をつかむ仕事術』,鈴木敏文著,文春新書,2013年 目次 はじめに ...

三浦しをん著『舟を編む』

三浦しをん著『舟を編む』

2012年本屋大賞第1位の『舟を編む』が文庫化されており、悩むことなく購入しました。辞書編集といったマニアックな世界にフォーカスした作品ながら、主人公のみならず登場する人物すべてに職人の気配が感ぜられ、職人好きの小生には堪らない世界が展開されておりました。 一語を徹底する世界の小説、いずれは内閣法制局の法令審査を舞台にした小説なんかが出ても良いように思ったところです。 三浦しを...

竹内薫(2015)『量子コンピューターが本当にすごい—Google,NASAで実用が始まった”夢の計算機”』PHP新書

竹内薫(2015)『量子コンピューターが本当にすごい—Google,NASAで実用が始まった”夢の計算機”』PHP新書

量子コンピュータの仕組み、基本的な考え方については、正直よくわからなかったけど、とにかくものすごい計算量を一瞬でこなせる凄さは伝わった。組み合わせ総当たり的な計算に群を抜いているのだろうか。 コンピュータと計算、この計算の歴史をわかりやすく整理してくれているので、計算史概説としても便利な一冊と思料。 目次 プロローグ 第1章 そもそも、「計算する」ってどういうこと? ...

養老孟司著『文系の壁—理系の対話で人間社会をとらえ直す—』

養老孟司著『文系の壁—理系の対話で人間社会をとらえ直す—』

著者と理系知識人とが「言葉」「経(体)験」「社会」といったいわゆる文系な題材について語り合った一冊。 以下、著者と対談されている方々に関するリンクです。自分用の控えとして。 森博嗣 森博嗣の浮遊工作室(2015/6/27 アクセス) ミステリィ制作部(2015/6/27 アクセス) Amazon>森博嗣(2015/6/27 アクセス) 藤井直敬 ...

祝田秀全著『2時間でおさらいできる世界史』

祝田秀全著『2時間でおさらいできる世界史』

2時間でおさらいするのは困難なほどのボリュームでありながら、読み始めるとざくざく小気味よく世界史の流れが頭に入ってくる。 『2時間でおさらいできる世界史』,祝田秀全著,だいわ文庫,2012年 ■目次 はじめに 第1章 古代文明とオリエントの統一 第2章 秦・漢帝国とローマ帝国の隆盛 第3章 ヨーロッパ世界の成立と隋・唐帝国 第4章 イスラーム帝国...

鈴木隆雄著『超高齢社会の基礎知識』

鈴木隆雄著『超高齢社会の基礎知識』

2030年頃に世界に先駆けて超々高齢社会に突入する日本。現在の医療や介護の仕組みでは到底対応できない状況になるのが目に見えている。人は間違いなく115歳頃には死ぬ。死に際して、ほとんどの人が誰かの介護を受ける状況になる。こうした現実を受け止めて、自ら介護状態に至るのを先送りするような予防に取り組むこと、そして、自分の死に方を考えておくことが極めて重要となる。 著者の主張をこのように受...

山崎亮著『コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる』

山崎亮著『コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる』

地域に住む人たち、そのなかの、自分たちの住む地域をもっと良くしたい、と思っている人、こういう人々が地域をより良くするための活動の中心にならなければ地域づくりはうまくいかず、彼らが活動の中心にいる取組はきっとうまくいくはず。著者の言う「コミュニティデザイン」とは、こういう人々のつながりをデザインすることだと思いました。 本書のテーマは、「行政や専門家だけが社会的な課題を解決しようとして...

玉村豊男著『食卓は学校である』

玉村豊男著『食卓は学校である』

玉村さんの著書にはまっていてこれが3冊目です。本作は、食事や食卓の大切さをフランスをはじめとする各国の文化にも触れながら再発見すべきと主張するものです。目次を見ていただければわかりますが、一連の講義形式で読者に語りかけるような文体となっていてとても読みやすくなっております。 食と言えば、どうしても味覚や視覚にばかり注目してしまうのですが、著者の言うとおり食卓を囲む場面そのものの大切さ...

玉村豊男著『田舎暮らしができる人できない人』

玉村豊男著『田舎暮らしができる人できない人』

東御市の里山でワイナリーを営む著者が、自身の体験に基づく田舎暮らしの魅力を語った一冊。 じわじわと著者のようなマインドの流れが生まれてきているような気がして、時代を先取りした考え方になるように感じます。 田舎暮らしとは直接関係しませんが、著者の考える働くことの意義について、以下の一節は特に印象に残りました。 「私は、自分が定年のないその日暮らしの職業のせいか、人間は死ぬまで働...

いまさら半沢直樹にはまる…

いまさら半沢直樹にはまる…

テレビドラマを見ていなかったため半沢直樹というと松村邦洋のモノマネしか浮かばず、「倍返しだッ! 」を連呼している松村邦洋を想像してしまうのですが、原作では一箇所しか出てこないんですね。 「オレは基本的に性善説だ。相手が善意であり、好意を見せるのであれば、誠心誠意それにこたえる。だが、やられたらやり返す。泣き寝入りはしない。十倍返しだ。そして—潰す。二度とはい上がれないように。(後略)」 ...