「 茂辺地 」一覧

『延叙歴検真図』と『北海道歴検図』

『延叙歴検真図』と『北海道歴検図』

幕府の役人、目賀田守蔭がまとめた『延叙歴検真図』という鳥瞰図。全道、樺太までの調査結果が鳥瞰図として掲載されており、北斗市も有川村、矢不来、茂辺地村、當別村、三石村の記載があります。 明治4年に開拓使からの要請を受けて、『延叙歴検真図』を清書して提出したのが『北海道歴検図』らしいです。 『延叙歴検真図』(函館市中央図書館デジタル資料館) 有川村 矢不来 茂辺地...

『蝦夷地名考并里程記』のなかの上磯地名

『蝦夷地名考并里程記』のなかの上磯地名

上原熊次郎(文政7)『蝦夷地名考并里程記』に上磯(現北斗市)の地名も出てきており、アイヌ語を語源とする旨記載されています。諸説あるのでしょうが、アイヌ語源というのは理解しやすい気がします。 東京国立博物館デジタルライブラリーにて『蝦夷地名考并里程記』の画像データも公開されており、該当箇所は7ページ目となります。 『上磯町史 上巻』の読み下しによれば、  当別:夷語トヲウンベツなり。沼...

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松宮観山『蝦夷談筆記』

江戸中期の儒学者、松宮観山の『蝦夷談筆記』に茂辺地、富川、戸切地のアイヌ居住について記載有。 『上磯町史 上巻』(1997年,上磯町)p.510に当該箇所の読み下しが載っています。 一、蝦夷地と松前地との境の義しかと限は無御座候。西在郷は田澤、乙部、東在郷ちこない、しやつかり、茂辺地、富川、へけれ地辺迄、人間 日本人の事を云 と入交り、蝦夷人居住仕候。しやも 日本人の事 の中に交り候て住居...

人形装飾付異形注口土器

人形装飾付異形注口土器

昭和7年に茂辺地遺跡で出土した重要文化財の人形装飾付異形注口土器(ひとがたそうしょくつきいけいちゅうこうどき)、『上磯町史 上巻』(平成9年)には国立歴史民俗博物館収蔵とありますが、現在は、上野の東京国立博物館にあるようです。なお、レプリカは、新函館北斗駅併設の北斗市観光交流センター1階のイベントスペースで展示されています。 ※画像出典:東京国立博物館 参考 東京国立博物...

茂辺地漁港

茂辺地漁港

全国に2,909箇所ある漁港のなかで小生が最も好きな漁港のひとつが茂辺地漁港、正確には「北斗漁港(茂辺地地区)」であります。2,179ある第1種漁港のなかでも、個人的には、最も第1種らしい漁港、第1種にふさわしい力強さと安定感を感じさせる漁港、そのように感じている次第であります。 釣りに来たのですが、まったく釣れず、風はまだまだ冷たく、早々に退散いたしました。

茂辺地と煉瓦〜その3

茂辺地と煉瓦〜その3

先日も取り上げた『開拓使事業報告第三編』。国立国会図書館ウェブサイトで公開されており、茂辺地の煉瓦製造に係る箇所を以下のとおり紹介させて頂く。なお、概ね現在の字体で入力したが誤りについてご指摘いただければ幸甚(表の数値については手間を省いてアラビア数字とした。)。やはり開拓使側が「一定の成果」を強調しているような印象を受けるのは誤っているのだろうか。ちなみに『上磯町史 下巻』p.294に記載の『開...

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茂辺地と煉瓦〜その2

国立国会図書館デジタルコレクションにて明治18年11月刊行の『開拓使事業報告 第3編』(大蔵省)が公開されていた。このサイトは大変便利。 当該報告書のp.824から「○煉化石及屋瓦」について整理されている。文化年間、幕府も瓦製造を試みたものの製法未熟により北海道の厳しい冬に耐えうるようなものを作ることがかなわなかった。一方、弘化年間以降、瓦製造を行う者が出てきたが、製造量が少なく価格が高騰。容易...

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茂辺地と煉瓦

北斗市茂辺地に、かつて開拓使による茂辺地煉瓦(化)石製造所があったことは以前にも紹介したところ。 茂辺地は、この製造所が作られる前から、良い煉瓦土の採れる場所として知られていたらしい。開拓使による製造所建設に当たっては、榎本武揚らによる調査結果も影響があったものと推測されるほか、当該調査の際には、この茂辺地の粘土や煉瓦土の情報は榎本の知るところだったはず。 実際に茂辺地において、文久元年(18...

飽きない素朴な味の「みそぱん」(北斗市茂辺地の菓匠一福)

飽きない素朴な味の「みそぱん」(北斗市茂辺地の菓匠一福)

茂辺地にある老舗和菓子店「菓匠一福」は、明治38年の創業であり、営業している店としては函館周辺で最も古い和菓子店である。同店に次いで古いのが同じく北斗市にある金丸菓子舗(本町)であり、いずれも、素材と製法に妥協がない昔ながらの味を今に伝えている。 さて、茂辺地の一福と言えば「みそぱん」が有名である。「ぱん」とは言うが、手にしてみると非常に硬く、噛みきるにもかなりの力が必要となる。この噛み応え...

矢不来天満宮と茂別館跡

矢不来天満宮と茂別館跡

北斗市茂辺地のまちはずれ、茂辺地川を渡った丘の上にある矢不来天満宮。矢不来天満宮入口の鳥居手前には中世の城であった茂別館の説明板がある。 現在の矢不来天満宮周辺からも察せられるが、川を挟んだ小高い丘になっており、城としては最適だったのではないだろうか。   2013年3月17日訪問。 国指定史跡茂別館跡 1 所在地及び地域 北海道北斗市矢不来131-1...