◎図書館のいそがしかった様子 住吉尋常小学校四年 岡田 弘子
大火がすんでから、図書館へも避難者がたくさんまいりましたので、どこのお部屋もげんきのない顔をしたおきのどくな人達で一ぱいでした。市役所のおぢさん達や青年団の人達が来て、いそいで大きなお釜で御飯をたいて、おにぎりをこしらひて皆にくばりました。私もいただきましたが、お腹が大そうすいて居たので、こんなにおいしい御飯をいただいた事はありません。それから毎日々々いもん品がたくさん来て、げんかんにならべてわけると皆よろこんで来ます。又おいもやおこうこや梅ぼしなどが来ると皆けんかのように取あいます。外は寒いので、小使さんが昼も夜も眠るひまもなくスチームをたいてくれたので、お部屋の中が夏のように暖くてほんとうにたすかりました。又けがをした人や病気の人にはお医者さんがまわって来てみてくれたので、だんだん皆がもとの様に元気になってくるのを見るとほんとうにうれしくなりました。毎日々々図書館の中が戦争のようにいそがしくて目がまわりそうでした。


