戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎(1991)『失敗の本質—日本軍の組織論的研究』中公文庫

われわれにとっての日本軍の失敗の本質とは、組織としての日本軍が、環境の変化に合わせて自らのせんりゃくや組織を主体的に変革することができなかったということにほかならない。戦略的合理性以上に、組織内の融和と調和を重視し、その維持に多大のエネルギーと時間を投入せざるを得なかった。このため、組織としての自己革新能力を持つことができなかったのである。(文庫版あとがき p.409-410)

成功体験(日本軍の場合は、日露戦争の結果。)に固執して、変化することができなくなってダメになった。強烈な成功体験を与えてその手法を固定化させる、という組織崩壊手順があったりして。

 日本軍は結果よりもプロセスを評価した。個々の戦闘においても、戦闘結果よりはリーダーの意図とか、やる気が評価された。(p.335)

結果よりもプロセスを評価した。個々の業務においても、業績よりはいかに夜遅くまで又は休日返上で取り組んだかが評価された。というのは冗談。