「 Book 」一覧

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西岡壱誠(2018)『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書』東洋経済新報社

タイトル、帯、著者情報から、本の内容を推測して付箋にメモしておく。目次から仮説を立てる。読みながら仮説と随時補正する。質問、追求しながら読む。要約する。 本を読む人なら(深さは別として)おそらく自然とやっているであろうことを、順序立てて明らかにしてくれます。 面倒でも、付箋などにメモしながら読む、という点が大事かと。線を引くことはあっても、メモを取るのってなかなか手間で...。 著者おすす...

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板坂元(1973)『考える技術・書く技術』講談社現代新書

読書法や発想法、論理の組み立て方などを示す名著。著者の個人的な好みやテクニックが披露されていることや、例文、例え話の類いが面白いということが、名著とされる所以であると思料。 黄色のダーマト、持ち出しフォルダ、インク鉛筆といった文具の話題が大変参考になった。 本題とは関係ないが、以下の一節に反応したのご紹介したい。 近代社会は、人間をブロイラー・チキンのように働かせる仕組みになりかけ...

小川剛生(2017)『兼好法師—徒然草に記されなかった真実』中公新書

小川剛生(2017)『兼好法師—徒然草に記されなかった真実』中公新書

吉田流卜部氏に生まれ六位蔵人から従五位下左兵衛佐に任じた、という現在定説となっている「吉田兼好」像は、偽系図・偽書に基づくファンタジーであり、史料から読み取れる兼好法師像はもっと俗っぽくて生き生きした人物である、という極めて衝撃的な内容の一冊でありながら、当時の制度や慣習を踏まえた史料解釈に基づく冷静な論の展開に、深く引き込まれます。何事も批判的な視点をもつというのは大事ですね。難しいことです...

池上彰、竹内政明(2017)『書く力—私たちはこうして文章を磨いた』朝日新書

池上彰、竹内政明(2017)『書く力—私たちはこうして文章を磨いた』朝日新書

池上彰、竹内政明両氏の対談本である。「はじめに」にもあるように、この対談が朝日新書から出版されているのが興味深い。 「読売新聞記者と元NHK記者が、朝日新聞の関連会社から書籍を出すという異色の展開」(p.4) 名文家と言われる両氏が、どのようなことを考えながら文章を書いているのかについて、かなり詳しく手の内が明かされている。 帯に「ここまで明かしていいんですか?」とある。残念なが...

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戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎(1991)『失敗の本質—日本軍の組織論的研究』中公文庫

われわれにとっての日本軍の失敗の本質とは、組織としての日本軍が、環境の変化に合わせて自らのせんりゃくや組織を主体的に変革することができなかったということにほかならない。戦略的合理性以上に、組織内の融和と調和を重視し、その維持に多大のエネルギーと時間を投入せざるを得なかった。このため、組織としての自己革新能力を持つことができなかったのである。(文庫版あとがき p.409-410) 成功...

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コリン・パウエル/トニー・コルツ(2017)『リーダーを目指す人の心得 文庫版』飛鳥新社

人一倍アメリカを愛し、陸軍を愛したこと。そして、謙虚さ。それがコリン・パウエル成功の最も重要なポイントだったはず。この謙虚さについては、日本人にもウける。でも、謙虚さばかり取り上げられて、著者の語る組織論がないがしろにされてしまっては本末転倒だろう。軽々にアメリカ陸軍の組織論を日本社会に持ち込むことはできないにせよ、学ぶべきことは非常に多いと感じさせられる。後進を育てること、後進にバトンをつな...

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養老孟司(1998)『唯脳論』ちくま学芸文庫

我々の心、考え、社会、文化、ありとあらゆる全ては脳の機能や構造に縛られている。 ありとあらゆることが脳の中でのできごと、と考えると、我々は何と狭い世界に閉じ込められたものかと不安な思いがします。 目次 はじめに 唯脳論とはなにか 心身論と唯脳論 「もの」としての脳 計算機という脳の進化 位置を知る 脳は脳のことしか知らない デカルト・意識・睡眠 意識の役割 言語の発生 言語の周辺 時間 ...

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江夏幾多郎(2014)『人事評価の「曖昧」と「納得」』NHK出版新書

人が人を評価する以上、避けられぬ「曖昧さ」。こと理想論ばかりとなりがちな人事評価制度について、あえて「曖昧さ」と「曖昧さ」に被評価者がどう対応するかを主題とした一冊。 曖昧さの排除を突き詰めていけば、制度の精緻化・複雑化を招き、いずれ破綻する。だからこそ一定の「曖昧さ」の受容が制度の安定に欠かせない。 問題はあっても制度は必要であることを被評価者が理解する、また、評価した評価者の置かれてい...

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池波正太郎(1984)『男の作法』新潮文庫

この本の魅力は、目次をご覧いただければわかるはず。 食べ物にまつわる話が印象的。日々少しずつ我慢して、月に一度は本物の美味い物を食うべし。食べるという経験に投資せよ、ということと理解。 最近ネット上で飲み屋でポテトフライを頼むのがけしからん、というのを見かけたような気がするが、池波正太郎氏曰く、 冷たいビールには、熱い唐揚げのじゃがいもがいい 何にだってビールは合うんだけど、や...