中国史一覧

渡邉義浩(2011)『三国志―演義から正史、そして史実へ―』中公新書

『演義』では蜀漢を正統とするが、陳寿の『三国志』では曹魏を正統とする。陳寿は蜀漢の旧臣から西晋の史家となったため、『三国志』においては劉備こそが後漢の継承者であるという思いを仄めかしながらも、曹魏から正統に国家を譲り受けた西晋の視点、つまりは曹魏を正統とする視点とせざるを得なかった。

それぞれの視点で曹操、関羽、諸葛亮、そして三国志の時代を眺めてみると、これまで我々が想像してきた三国志とは違った世界が見えてくる。


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