函館公園一覧

日本最古の観覧車@函館公園「こどものくに」

函館公園「こどものくに」の観覧車は、現役で稼働している日本最古の観覧車として有名です。一度だけ学生時代に乗ったことがあるのですが、「最古」という言葉が醸し出すものに若干の恐怖感を覚えたことが思い出されます。先日久々に見ましたが、以前よりもきれいになっており、いつかもう一度機会があれば乗ってみたい、そんな気がした次第です。

その他の遊具も歴史あるものばかりで、飛行塔も私が生まれるずっと前から現役だとか。また、平成18年には公園全体が文化財に登録され、日本で唯一の文化財登録された遊園地になっているとのことです。

日本最古の観覧車

日本最古の観覧車

日本最古の観覧車

函館公園「こどものくに」に設置してある観覧車が、日本国内で稼働する現役の観覧車としては最古であると言われています。
この観覧車は1950年(昭和25年)に七飯村(当時)の大沼湖畔東大島に設置され、当時は「空中観覧車」と呼ばれ、1965年(昭和40年)に現在地に移設されました。

【観覧車諸元】
直径:10m
高さ:12m
ベンチ形状:長いす式
ベンチ台数:2人乗りベンチ8台
製造業者:不明
(アメリカ製の移動式観覧車に同タイプのものがある)

函館公園「こどものくに」
1954年(昭和29)7月に北洋漁業再開を記念し、同公園と五稜郭公園で開かれた北洋博覧会で使用された遊具を活用して1956年(昭和31)5月に現在地で開園しました。園内のメリーゴーランドや飛行塔は当時から稼働しています。

【函館公園】
1879年(明治12)11月3日に開園した歴史ある公園で、園内には、遊園地「こどものくに」、シカ、熊などがいる動物園、道指定文化財「市立函館博物館」等もあり、5月には桜の名所にもなっています。
2006年(平成18年)には公園全体が遊戯機械を含み、国指定文化財、登録記念物として登録されました。遊園地で文化財はここだけです。

「こどものくに」にある乗り物は、毎日の点検と、月一回の定期整備、繁忙期前のチェック、国指定検査を年一回必ずパスして、今も現役で活躍しています。
何度も足を運びたくなる、レトロな遊園地。観覧車はもちろん大人も乗車できます。


石川啄木の歌碑

函館公園、噴水の奥にある石川啄木歌碑。昭和28年に建立されたもので、石川啄木自身の字を集めて作られたとのこと。

2012年8月18日訪問。説明板の内容は次のとおり。

石川啄木の歌碑

この歌碑は、啄木の青春のあしあと、青柳町時代を記念して昭和28年(1953年)4月に建立された。

全国に数多く点在する啄木歌碑の中でも一番美しいできばえといわれるこの歌碑は、啄木の自筆を集字拡大したものであり、エキゾチックな風情とロマンをもつ街・函館をうたった歌として、広く市民に愛誦されている。

薄幸の詩人、石川啄木が函館に逗留したのは、明治40年(1907年)5月から9月にかけての僅か132日間にすぎない。この間、文芸同人苜蓿社の諸友に囲まれ、文学を論じ、人生を語り心安らぎつつも、自らの若さと夢を思い悲しんだ。


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高田屋の松

函館公園入口にある「高田屋の松」。なんと、高田屋嘉平衛の屋敷内の庭園にあった松で、明治11年頃に移植されたものとか。

高田屋嘉平衛と言えば、淡路出身の豪商で、箱館のまちづくりの基礎を築いた人物であるほか、ゴローニン事件でも広く知られている。また、司馬遼太郎の小説『菜の花の沖』の主人公としても描かれている。

彼の屋敷にあった松というだけで、非常に感慨深いものがある。

 2012年8月18日訪問。松の木手前にある説明板の内容は次のとおり。

高田屋の松

北前船による交易によって箱館(当時)を活気づけた高田屋嘉平衛は、享和元年(1801年)屋敷内に壮麗な庭園を造り、一般から高田屋御殿と呼ばれていた。

この庭園にあった「松」は、函館公園の築園と同時期の明治11年(1878年)頃に公園入口に移植されたもので、現在「高田屋の松」又は「鶴亀の松」と呼ばれ、当時の豪勢さを偲ぶに足りる古木である。

昭和47年(1972年)3月25日、北海道保護樹木に指定された。

 


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函館公園の由来

市立函館博物館がある函館公園は、市民の手により作られたという珍しい公園である。

水遊びではしゃぎまわる子ども達の声が響く噴水のわきに、公園の由来が刻まれた碑が建てられている。函館公園開園100年を記念して、昭和53年に寄贈されたものとのこと。

 

2012年8月18日訪問。石碑の内容及び石碑横の説明板の内容は次のとおり。

函館公園の由来

函館公園は市民がこぞって工事に参加し完成させた公園で当時すでに市民のための公園として画期的な事であります 明治初期有志により企画された公園建設が資金の都合で中止となっていたところたまたま明治10年(1877年)函館駐在英国領事ウィリアムユーステンの勧めもあってふたたび建設計画がたてられ浅田清次郎の設計監理により工事が進められて明治12年11月3日(1879年)開園のはこびになりました 園内に植栽されている樹木をはじめ石灯篭 橋 庭石等すべて市民の寄付によるものです

以来1世紀の間市民から愛され市民と共に歩んできました 公園面積4.8ヘクタール施設の主なものとしては樹木約2800本 園路 築山 池 噴水 花壇等に加えて昭和初期以来小規模な動物施設(道内では動物市域の先進となった)が設けられており、また孟宗竹林はここが北限として趣をそえております

 

公園由来の碑

この碑は、函館公園の開園百年を記念して、四ツ柳イシの寄贈により昭和53年(1978年)11月に建立された。

碑石は、福島県産の御影石(幅125cm・高さ175cm)を使用し、碑面には築設当時の築造作業風景が刻まれている。

碑文は、公園築設の由来と概要について説明されている。


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箱館通寶銭座跡の碑

函館公園の博物館寄りの入口付近にひっそりと立っている「箱館通寶 銭座跡」の碑。

安政年間、本州との物流が活発化することにより、和人地(箱館、松前、江差)では銭不足が生じる。これに迅速に対応するため、幕府から箱館通寶鋳造が許可されたとのこと。

 

2012年8月18日訪問。碑の隣に設置されている函館古銭会による説明は以下の通り。

安政3年(1856年)幕府は、えぞ地(北海道)に限り通用として銭の鋳造を認め、当地尻澤辺村字谷地頭といわれた。

この地に北海道唯一の銭座を建てた。

銭文は箱館通寶、円孔の鉄の銭であった。

安政4年(1857年)4月より同5年11月までの鋳造高は10万650貫文という。

昭和52年10月 函館古銭会


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桜開花前の函館公園

桜の開花が例年より遅れている今年。公園内では、花見客に備えた屋台の設置準備が着々を行われていた。開花が待ち遠しい。

函館公園

 

函館公園

現役として最古の観覧車がある函館公園内のミニ遊園地「こどものくに」。

 

函館公園

謎のヒーローロボット風乗り物。

 

函館公園

明治の駐函館英国領事ユースデンにちなむライラック。説明板の内容は次のとおり。

 

ユースデンゆかりのライラック

このライラックは、明治12年(1879年)函館公園の開園を記念し、駐函館英国領事ユースデン夫人が本国英国より取り寄せ植樹した2株の子孫(しそん)木です。

母樹は残念ですが昭和29年(1954年)の洞爺丸台風で枯死しましたが、今回(財)函館地域産業振興財団から寄贈され当公園に里帰りしました。

平成20年10月30日

 

ライラック(英名) Syringa vulgaris Linn. (学名)

和名を「ムラサキハシドイ」と言います。

原産地は、ヨーロッパ地中海沿岸で、イギリスなど西欧諸国に広がりアメリカ大陸にも移植されています。フランスでは「リラ」と呼ばれ愛好されています。函館市内にも公園や街路樹に植栽され春5〜6月に紫色の花を咲かせ市民の目を楽しませています。

 

函館公園

新たに建設されていたビジターセンター。なかには公園で飼育されていたヒグマ「花子」の剥製が展示されている。

花子についての説明は次のとおり。

 

花子

—長寿のヒグマ—

1953年(昭和28)の春に、函館市赤川町の山の中で母グマと一緒にいるところを捕獲、同年5月10日から函館公園内動物舎で飼育されました。

1992年(平成4)3月11日に心不全で死亡するまでの38年間、函館公園のアイドルとして子供たちの人気を集めていました。

(参考)

日本でのエゾヒグマの飼育記録(平成4年4月時点)

●小田原市城跡公園 39年2月

(生後推定6カ月で捕獲)

飼育期間 昭和26年8月25日〜平成2年10月24日

●函館公園(花子) 38年10月

(生後推定3カ月で捕獲)

飼育期間 昭和28年5月10日〜平成4年3月11日

 

Hanako

(a 38 year-old bear)

In the spring of the 28th year of Showa (1953) this bear was captured on the mountain in Akagawa – cho, Hakodate while it was with its mother. Since May 10th of the same year it has been bred in the Hakodate Park Zoo.

Until March 11th. the 4th year of Heisei (1992). Hanako remained a popular attraction among children at the Hakodate Park Zoo.

Data:

Records of breeding brown bear in Japan (as of April, 1992)

1) At Joseki Park in Odawara. a brown bear lived to the age of 39 years and 2 months. Caputured at approximately 6 months of age, it was bred from August 25th, the 26th year of Showa (1951) to October 24th, the 2nd year of Heisei (1990).

2) A brown bear raised in Hakodate Park Zoo. named Hanako, lived to be 38 years and 10 months old. Captured at approximately 3 months, she was bred form May 10th, the 28th year of Showa (1953) to March 11th. the 4th year of Heisei (1992) .

 

※写真はいずれも2012年4月21日撮影。


函館公園

本当の意味で市民の手による公園。

 

 

函館公園

2007年4月30日撮影。

 

函館公園

2007年4月30日撮影。函館市設置の説明板の内容は以下のとおり。

 

 

登録記念物(名勝地)

函館公園

平成18年1月26日登録

(登録基準)名勝地関係(一)(造園文化の発展に寄与しているもの)

明治12年(1879)、津軽海峡を望む函館山の南東麓の景勝地に函館公園が開設されました。公園の開設に当たっては、函館駐在英国領事のユースデンの提言に基づき、地元の商人である渡辺熊四郎などが多くのの人々から寄付金を集め、自らの資財をも投げ打って尽力しました。

函館公園開設に関する特質の第一は、工事監督に当たった浅田清次郎をはじめ多くの市民が、寄付金集め、草花の栽培・手入れ、土運びの勤労奉仕を行うなど、活発な住民参加により開設の準備作業が進められたことにあります。特質の第二は、開設に合わせて園内に開拓使函館仮博物場(旧函館博物館1号)が竣工したのをはじめ、明治17年には函館県博物場第二博物場(旧函館博物館2号)、昭和3年には市立函館図書館が開館するなど、公園が文化施策としての役割を果たしたことです。さらに特質の第三は、昭和13年に園内に北海道で最初の公共動物飼育施設が設置され、昭和31年に遊技施設である「こどものくに」が開設されるなど、多くの文化・教育・行楽の施設が、開設当初の地形・地割が残る造園空間の中に溶け込み、付加されてきたことです。

このように、函館公園が持つ公園史上の意義は深く、現在もなお当時の地形・地割をよく残し、風致に富んだ優秀な景観が造園文化の発展に十分寄与している理由により、文化財登録原簿に登録され保護が図られることになりました。

平成18年3月31日

函館市教育委員会

 

 

函館公園

2007年4月30日撮影。現役の観覧車として国内最古のもの。

 

 


函館公園(2008年7月4日)

函館公園

2008年7月4日撮影。函館公園を展望できる東屋からの眺め。左に写るの遊園地「こどものくに」には日本最古の観覧車がある。

 

石川啄木の歌碑

2008年7月4日撮影。石川啄木の歌碑。これについての説明は歌碑の説明版をご参考に。(以下その引用。)

全国にある啄木歌碑で一番美しいできばえと言われているそうだが、本当か!?

 

石川啄木の歌碑

この歌碑は、啄木の青春のあしあと、青柳町時代を記念して昭和28年(1953年)4月に建立された。
全国に数多く点在する啄木歌碑の中でも一番美しいできばえといわれるこの歌碑は、啄木の自筆を集字拡大したものであり、エキゾチックな風情とロマンをもつ街・函館をうたった歌として、広く市民に愛誦されている。
薄幸の詩人、石川啄木が函館に逗留したのは、明治40年(1907年)5月から9月にかけての僅か132日間にすぎない。この間、文芸同人苜蓿社の諸友に囲まれ、文学を論じ、人生を語り心安らぎつつも、自らの若さと夢を思い悲しんだ。

 

中空土偶のご案内

2008年7月4日撮影。函館公園内で博物館へ案内する中空土偶を象った標柱。

 

市立函館博物館

2008年7月4日撮影。市立函館博物館。相当年季の入った建物。

 

函館図書館

2008年7月4日撮影。函館図書館。現在は五稜郭公園の近くへ新築移転されている。

冬寒い図書館は今でも思い出に残っている。


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