古文書一覧

読売新聞「古典のAI解読 埋もれた知を掘り起こしたい」

 国文学や歴史学など人文学の分野で、先端技術を活用した研究手法の導入が進みつつある。埋もれた資料の発掘や新たな発見につなげたい。  注目されているのは、人工知能(AI)による「くずし字」の解読だ。くずし字は平安時代から明

平安時代の女官の文章、戦国大名がやりとりした書簡、江戸時代の庶民が残した商いの記録。くずし字で書かれた資料は国内に数億点規模で残るとされるが、解読されたのは一握りにすぎない。

「数億点規模」がAIでサクッとデータ化されると、近世の民衆史が大幅に書き換わるかも。


苅米一志(2015)『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』吉川弘文館

古文書解読と言えば、一文字一文字何という文字なのかを紐解いていく作業を思い浮かべるだろう。「ゟ」、「候」、「御」、「被」、「而」など独特なくずし字を最初に教わった人も多いはず。古文書辞典類もかなり充実しているし、有名な史料であれば翻刻されているものも多い。

一方で、それをどのようにして文章として読むかというと、これを学ぶ機会がなかなかない。学生時代は、先生の読み上げるのを聞いて学ぶことができた。独学では読み方を知る方法はないに等しい。なぜそう読むのかもわからない。

本書は、古文書の訓読に焦点を当てたもの、これまで見たことのない一冊である。正確な訓読ができなければ、正しい解釈もできない。正しく解釈できなければ文字を読めても文書を読めることにはならない。初学者はもちろん、学び直しの方にも必読の書である。

学生時代に出会えなかったことが悔やまれる。


凸版印刷によるくずし字OCR

凸版印刷は4月25日、江戸期以前のくずし字(ひらがな、カタカナ、漢字を崩して書いた手書き文字)で記されている歴史的資料の利活用を促進するビューア「ふみのは」を開発。2017年5月から、本ビューアを用いた公開用データ制作サービスの提供を開始すると発表した。
「凸版印刷、くずし字で書かれた歴史的資料の利活用を促進するビューア」
2017-04-25(Tue) 23:13:10 アクセス

もはや「御」「被」「ゟ」「候」くらいしか読めなくなってしまったことを猛省しつつ、技術の進歩に驚く。昔(といっても10年くらい前)、未来大学でも古文書解析の研究がされていたはずだが、うまく進まなかったのだろうか?

地方レベルで秘蔵されている各種文書が、オンラインで見られるようになることに期待します。


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