津軽一統志一覧

『津軽一統志』に現れる北斗市地名

「松前之図」中

寛文9(1669)年のシャクシャインの蜂起に係る史料である『津軽一統志 巻十之上』(弘前図書館蔵)中「松前之図」に、「モヘチ」「ヘケレチ」「大野」が見える。

『津軽一統志』松前之図

「松前より下国への道積」中

『津軽一統志 巻十之下』中「松前より下国えの道積」の項に、

一 チコナイ村より一里半 スゝホツケ村迄 家数十四、五軒
一 スゝホツケ村より二里 モヘチ村迄 家数三十軒計川有 海辺砂浜ナリ
一 一本木村より二里 シヨヤマ村迄 家数十軒計 半分海辺 半分野道
一 シヨヤマ村より一里半 大野村迄 家数弐拾軒計 野山道
一 大野村より五里半 トチサキノ川迄 野山坂草木

とある。「ススホツケ」はどこのことだかわからないが、「松前より下狄地所付」の項でも「三ツ石」「トウヘツ」「トウヘツ崎」「モヘツ」の次に「スツホツケ」と出てくる。

なお、ADEAC(アデアック)の「弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍」で公開されている『津軽一統志』には記載されていないが、昭和44年の『新北海道史』に掲載されている『津軽一統志』の翻刻では、上記の2番目と3番目の間に、

一 もへち村より一里 一本木村迄 家数十計 川有 海辺砂浜

が記載されている(p.170)。同書の凡例によれば、

なお異写本中東京博物館所蔵本を校合の上、本書に記載のない事項と、本書の文意不明の個所は〔 〕に入れて、これを補った。

とある。なお、ここでの「本書」は、弘前図書館の岩見文庫を指す。

津軽一統志

津軽一統志

「松前より下狄地所付」中

『津軽一統志 巻十之下』中「松前より下狄地所付」の項に、

一 三ツ石
一 とらへつ 小舟あり 能澗有
一 とらへつ崎
一 もへつ 川有 狄おとな あいにし 家十軒
一 すつほつけ 是迄一里 小川有 天神の社あり
一 一本木 川有狄おとな やくいん 家七軒
一 へきれち 是迄三里有 狄おとな本あみ 是より山中とち崎へ出る道あり 家二十軒
一 あるう川 川有

とある。なお、「とらへつ」とあるのは「とうへつ」のこと。『新北海道史』では、三ツ石に「家三軒」が補足されている(p.174)。

津軽一統志

出典

上記の史料画像は、いずれも以下に掲載されている史料の該当箇所をキャプチャしたものである。


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