網野善彦『海民と日本社会』新人物往来社,1998年

網野善彦『海民と日本社会』新人物往来社,1998年 資料集
網野善彦『海民と日本社会』新人物往来社,1998年

網野善彦『海民と日本社会』新人物往来社,1998年

上ノ国町勝山館の発掘例から、北海道を含む日本海沿岸地域における「唐人」や中国大陸との強い結び付きの可能性が指摘されている。

この十三湊から大量の中国製の青磁、白磁あるいは宋銭が発見されていること、さらに安藤氏とも深い関わりのある北海道上ノ国町の勝山館からも膨大な中国製の青磁・白磁が発掘されているという事実は、日本海沿岸地域と中国大陸の不可分の関係を間違いなく証明したと言うことができると思います。

p.58
  • 目次
    • 海民と日本社会
    • 海の領主・安藤氏と十三湊
    • 能登の中世
    • 東海道の津・宿と東西の王権
    • 河海の世界 尾張・美濃
    • 紀州の山村と海民
    • 内海の職人・商人と都市
    • 瀬戸内の島々 紙背文書にみる歌島
    • 海上交通の要衝、宗像
    • 世界に開かれた日本列島
    • 新しい歴史学を拓く地域史研究

コメント

タイトルとURLをコピーしました